
タイ古式マッサージという言葉は知っていても、その特徴や効果までご存じない方がほとんどではないでしょうか?
その特徴や効果を知れば、「施術を受けてみたい!」と思うはずです。
そこで、ここではタイ古式マッサージの歴史や特徴、効果についてもご紹介したいと思います。
タイ古式マッサージの歴史と医学的実践
タイ、またはサイアムは、インドと中国の間に位置する東南アジアに存在する国である。古代より、インドと中国を結ぶ、船による輸送などの行き来がタイを経由して行われていた。
タイは、商人たちがモンスーンを避けるために常に避難所としても利用していた国である。品物だけでなく、文化や医学的な実践も交換されていた。
それゆえに、タイ古式マッサージや多くの医学的実践は、サイアム式、インド式、中国式が融合されており、他のアジア諸国の影響も受けている。
その大まかな歴史は以下の通りである。
1455年 アユタヤ王朝時、バロマトリロカナット王のもとでマッサージ分野が確立された。
1661年 タイ王立法廷所のフランス人弁護士、サイモン・ド・ローベレ氏が最初の国際的なタイ古式マッサージについての覚え書きを記した。
1767年 アユタヤ王朝はビルマ軍に略奪され、医学文献、マッサージ文献は全て焼かれてしまった。
1831年 ラマ3世は、国中の医学的なもの、マッサージに関する全ての伝統的古代知識を収集し、ワットポーに保存するように命じた。これらの中には、医学的実践、薬草薬、マッサージ教本などが含まれる。また同時に、80のヨガ像とルーシーダットンと呼ばれるストレッチ像を造らせた。
1906年 ラマ5世はシリラート病院や医学学校で教えられるよう、全ての古代文献を現代のタイ語に翻訳するように命じた。この医学教本は「タムラ・パサード・ソンクロ・チャバップ・ルアン」と呼ばれる。これには、全ての医学関係の文献とマッサージについてが含まれている。
1955年 タイ・トラディショナル・マッサージ医学校がワットポーに創立された。当初は、タイ医学、薬学、助産婦学の3つが教えられた。タイ・トラディショナル・マッサージ・スクールは、後1962年より確立され、現在でも世界中から多くの受講生を得ている。
長旅で疲れた身体を癒し、回復を即すそのためにマッサージは伝えられた
タイ古式マッサージの技術は何千年も昔、インドに起こったものに由来すると言われている。最初、修行者が長時間の座禅の修行による身体の疲労を自身で軽減させるため、あらゆるポーズを考え出したのがマッサージの始まりだったようだ。タイでは当時の王が仏陀にマッサージを学んでいる絵図から、その知識が仏教を通じて伝わったとうかがい知ることができる。
その後、タイ古式マッサージの知識が王室にまで普及したことを、仏歴1988年(西暦1455年)に記載された史料に明記されてある。
タイの三印法典によれば、昔はマッサージ師が所属する公的な組織は左局と右局に別れ、それによって階位や仕事の内容が定められていた事が記されている。そのころはまだ、交通手段が発達しておらず、旅に出る際には牛馬が使われていた。マッサージは長旅で疲れた身体を早く回復させるものとして、当時としても重要な位置づけを持っていたのである。
そして、戦時下でその需要はますます高まった。戦場で戦う兵士の体力回復が遅ければ、それはそのまま敗北につながったからである。
こうしてタイ古式マッサージは庶民の間にも広まっていった。マッサージの技術は親から子へ師から弟子へと代々受け継がれ、その過程で覚えられない部分や理解できないところ、効果が得られないものは忘れ去られ、必要なものだけが残っていった。ラーマ3世の時代、タイ古式マッサージを含むあらゆる部分の学問がワット・プラチェートポンウィモンマンクララーム(ワット・ポー)に集められ、編纂された。
「ワット・ポー」の敷地内には身体矯正術(ダットン)で有名な様々なヨガのポーズをとった修行者の塑像がある。それ以来、「ワット・ポー」はタイで初めてのマッサージの大学となり、様々な分野を含む古代医学の中心的存在となった。薬草の調合法や易学を教えたほか、現在まで多くの専門技術者を生み出しもした。
タイ古式マッサージ ディー 立川店
住所:〒190-0022 東京都立川市錦町1丁目4番地19号 マツシマビル第2 302
※立川駅徒歩5分(昭島駅から4駅)
電話番号:042-512-7071
営業時間:10:00~19:30
休日:不定休
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〒190-0022 東京都立川市錦町1丁目4番地19号 マツシマビル第2 302042-512-7071営業時間:10:00-19:30 不定休